東京都がフリマサイトの監視を強化 相次ぐ違法販売で

東京都がフリマサイトの監視を強化 相次ぐ違法販売で
インターネット上で利用者どうしが品物を売買できる、いわゆるフリーマーケットのサイトで、医薬品や医療機器などが違法に出品されるケースが相次いでいることがわかりました。東京都は違法な販売を防ぐため、サイトの運営会社6社と連携し、監視の強化を進めています。
品物を手軽に売買できるため、急速に普及しているフリーマーケットサイトですが、個人が医薬品や医療機器、それに海外から持ち込んだ化粧品などを販売することは法律で認められていません。しかし、都によりますと、違法な出品が相次いで確認され、ことし1月から先月までの半年間で、サイトの運営会社に削除や是正を要請した件数がおよそ1000件に上ったということです。このため東京都は、「メルカリ」や「ヤフオク!」それに「ラクマ」など、サイトを運営する6社と連携し、違法な販売を防ぐための監視を強化しています。この中で、都はサイトを監視するため、専従の職員を置いたほか、違法な出品はサイトを変えながら次々と行われることがあるため、都が削除を要請した情報を運営会社6社で共有することにしたということです。

東京都福祉保健局薬務課のサイバー薬事監視担当の谷崎希実子課長代理は「医薬品は、医師の診断や薬剤師の指導を受けて正しく使わなければ、健康被害が生じかねない。誰もが出品者や購入者になる可能性があるので、法律の規制を十分理解して利用してほしい」と話していました。

東京都がフリーマーケットのサイトの監視を強化する中、12日も複数のサイトで違法な出品が確認されました。この中では、国内では承認されていない妊娠中絶薬や、医師の診察を受けて服用する経口避妊薬が出品されていました。これまでの都の監視では、湿布や皮膚の薬などを出品するケースが目立っていたということです。こうした医薬品は自宅で余っているものでも、個人が転売することは認められていません。このほか、アメリカで販売されている目薬がまつげの育毛や充血した目を白く見せる効果があるなどとうたって、出品されるケースもありました。また、ピアスの穴を開ける「ピアッサー」は、医療機器のため出品が認められていませんが、サイトから削除されないようにするため、「ニードル」や「カヌラ」などという名称で出品されるケースもあります。

都は、こうした情報をサイトの運営会社と共有し、違法な販売を防ぐことにしています。