ビール 納豆 牛丼… 電気・ガスも続々値上げ 新年度スタート

ビール 納豆 牛丼… 電気・ガスも続々値上げ 新年度スタート
1日から始まる新年度。今月は、暮らしに身近な食料品や電気・ガスなどの値上げが相次ぎます。
ビールはキリンとサントリー、それにサッポロの3社が、1日から瓶ビールやたる詰めのビールの出荷価格を値上げします。アサヒはすでに先月から値上げしています。トラックドライバーの賃金引き上げを背景にした物流費の上昇が値上げの理由で、いずれも瓶ビールの場合で10%程度値上がりする見通しです。

また、ビール大手4社は、輸入ワインと国産ワインの一部についても、原料のブドウの価格の上昇を理由に1日以降3%~6%値上げします。

ビールはキリンとサントリー、それにサッポロの3社が、1日から瓶ビールやたる詰めのビールの出荷価格を値上げします。アサヒはすでに先月から値上げしています。トラックドライバーの賃金引き上げを背景にした物流費の上昇が値上げの理由で、いずれも瓶ビールの場合で10%程度値上がりする見通しです。

また、ビール大手4社は、輸入ワインと国産ワインの一部についても、原料のブドウの価格の上昇を理由に1日以降3%~6%値上げします。

納豆では、大手の「タカノフーズ」が大豆の輸入価格や物流費などが上昇しているとして、今月から来月にかけて10種類の商品で出荷価格を10%~20%値上げします。この会社の値上げはおよそ27年ぶりです。

粉末のコーヒーでは、食品大手の「ネスレ日本」が物流費の上昇を理由に粉末のコーヒーなど42の商品を1日以降、6%~10%値上げします。

国産のコメが値上がりしている影響も広がっていて、パック入りのごはんでは、「越後製菓」が12種類の商品を2日の出荷分から希望小売価格を1パック当たり10円~60円値上げします。「亀田製菓」は、コメを主な原料とする「ハッピーターン」など6つの商品について、今月9日の出荷分から内容量をおよそ10%減らして実質的な値上げを行います。

牛丼チェーン大手の「松屋」は、コメのほか牛肉の仕入れ価格などが上昇しているとして、3日の午後2時から牛丼や定食など一部のメニューを10円~50円値上げします。

さらに、今月は電力大手10社すべてが値上げします。石油や天然ガスの輸入価格が上昇してるためで、値上げの幅は、使用量が平均的な家庭で、東京電力が72円、沖縄電力が57円、中部電力が52円などとなっています。来月も太陽光や風力などの再生可能エネルギーの普及を図る制度によって、電気料金に上乗せされる額が増えるため、大手各社の電気料金は100円前後値上がりします。また、都市ガスの大手4社が今月に35円~46円値上げするほか、来月も値上げを予定しています。

物流費や原材料価格の上昇などを背景に、先月もジュースやアイスクリームなど食品の値上げが相次いだだけに、家計への影響が広がりそうです。

最近の食品の値上げは、人手不足による人件費上昇に加えて、コメや大豆などの原材料価格も値上がりしているという複合的な要因によるものです。人件費は、最低賃金の全国平均がこの5年間でおよそ13%上がったことに加え、人手不足が深刻化する中で賃金を引き上げて人手を確保しようという動きが強まっています。特にトラックドライバーの賃金の引き上げは、幅広い業界にとって輸送にかかる物流費の上昇につながっています。例えば、粉末のコーヒーを値上げする「ネスレ日本」では、去年の物流費がその2年前の1.5倍になったとしています。ビール業界でも、容器を回収する費用がかかる瓶とたる詰めが値上げの対象となりました。また、コメや大豆などの穀物、ぶどうなどの果物もさまざまな要因で価格が上昇しています。コメの価格は3年連続で上昇し、全国の農協が卸売業者に販売した際の価格は、2月は去年の同じ月に比べ平均でおよそ10%値上がりしています。これは去年の天候不良で収穫が減ったことや、国の政策のもとで補助金がでる家畜の飼料用米を作る農家が増え、食用のコメの作付けが減ったことなどが影響しています。

ワインの原料となるぶどうは、ここ数年、産地の南米やヨーロッパなどで天候不良の影響によって不作となったことが価格の上昇につながっています。納豆の原料となる大豆は、中国やインドなどで需要が高まったことで、輸入価格が上昇しています。