上沢が奪三振ショー 初代表も堂々のデビュー

一回、サンタナを空振り三振に仕留めた上沢(10日、東京ドーム)=共同

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一回、サンタナを空振り三振に仕留めた上沢(10日、東京ドーム)=共同

一回、連打でいきなり無死一、三塁を招き、次打者にファウルで粘られた。「緊張していた」という先発の上沢(日本ハム)は思わず苦笑いを浮かべた。ここでサンタナから三振を奪い、4番ハニガーを内角球で三ゴロ併殺にしとめたのが大きかった。「自分らしい投球ができるようになった」。立ち上がりのピンチをしのいで波に乗った。

二回には3者連続三振を奪うなどギアを上げていく。ゆったりとしたモーションから角度をつけて投じる速球と、低めに制球されたフォークボールとの配球が絶妙で、大リーグの各打者に思うようなスイングをさせなかった。五回にソロを浴びたものの、5回を球数制限ぎりぎりの79球で投げきり4安打1失点。役割を全うした。

7奪三振の好投に「フォークをしっかり操れていた。文句のつけようのない投球。いいものを見せてくれた」と建山投手コーチ。トップチームに初めて選ばれた24歳の右腕は、アッパースイングの打者が多い北米・中米勢に対し、大きく割れるカーブが有効であることも実証した。収穫十分の堂々たるデビュー戦だ。(常広文太)