中村守里、芸能界デビューは母への恩返しの思いも

「書くが、まま」で映画初出演、初主演の中村守里(撮影・江口和貴)

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アイドルグループ、ラストアイドルの派生ユニットLove Cocchi(ラブコッチ)中村守里(15)の初主演映画「書くが、まま」(上村奈帆監督)が21日から公開される。このほど、日刊スポーツの取材に応じ、初主演作品について語った。
同作では、自分の気持ちを書くことでしか表現できない中2の主人公、松木ひなの(14)を演じている。等身大で演じられる役ではあるが「60%はひなので40%は自分だと思います。ビックリするくらい何も考えずに演技していたので、40%くらいは自分が入っていると思います」とほほ笑んだ。
印象的なシーンは、自分を受け入れてくれた保健の先生の危機的状況に、先生の手を取って一緒に走りだすシーンだったという。「恩返しというか、本当に助けられてきた先生だったから、今度は私が助けてあげたいという一心で、自然に感情も入りました」。芸能界デビューには、小3で父親を亡くし、それ以来育ててくれた母への恩返しの思いもある。このシーンはそんな両親への思いと重なったようだ。
現在中学3年生で、高校受験も控えている。「受験は国語、数学、英語の3教科ですが、英語がちょっと苦手なんです。休みの日は休憩を入れながらですが、7、8時間くらい勉強しています。大変です」。そう笑う姿はまだあどけない中学生だ。
アイドル、女優、そして受験生。普通の中学生では経験できない人生を歩いている。「今ある自分の最大限の力で、みなさんと一緒にこの夏を走ってきた作品です。心に何か伝えられるものが絶対あると思います」。そう語る姿は、女優そのものだった。【川田和博】
◆中村守里(なかむら・しゅり)2003年(平15)6月14日、東京都生まれ。17年7月に舞台デビュー。同12月、Love Cocchiでアイドルデビュー。趣味はダンス、お菓子作り、雑貨屋巡り。特技はバレエ、新体操、水泳。身長164センチ、血液型O。
◆「書くが、まま」 若手映画監督の登竜門、音楽×映画の祭典「MOOSIC LAB2018」長編作品部門の出品作品。嫌なことを嫌とも言えないひなのに対するクラスでのいじめは、日に日にエスカレート。ある日逃げこむよう入った保健室で、進藤有紀先生と会う。はじめて自分を受け入れてくれた有紀に、ひなのは少しずつ心を開いていくが“あること“が発覚する。不器用でまっすぐな永遠の14歳たちに送る青春ロックムービー。