中米移民集団、第1陣が米国へ向け北上再開

【メキシコシティ=丸山修一】中米から米国入りを目指している「キャラバン」と呼ばれる移民集団のうち、メキシコシティに滞在している第1陣が再び動き出した。9日早朝から数百人が続々と収容場所を出て北上を再開した。ただ数千人いる第1陣の大半はまだ収容場所にとどまっており、全体が移動するのは10日以降になりそうだ。



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地下鉄を使い北上を再開した中米からの移民集団(9日、メキシコシティ)=EFE

移動を始めたのは比較的体力のある10~20代の男性が中心だ。9日は目的地をメキシコシティから約200キロ北にあるケレタロ州南部としているもようで、同州が受け入れ場所を確保している。出発した男性らのペースについていくのが難しい女性や幼い子供、病人を中心にした移民はまだメキシコシティの収容場所に滞在している。ただ残りの集団も10日早朝から移動を始めるとしている。

移民集団は前日の8日に、250人近くがメキシコシティにある国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のオフィスまでデモ行進を実施した。国連側に北部の国境地帯まで移動するためのバスを提供するように要求したが、国連側の回答は得られなかった。移民集団は同日夜に会合を開き、バスが得られない場合でも米国へ向けて出発することを決めていた。

米国国境に近いどの町を目指すのかは決まっていないもようだが、現状では安全面から米カリフォルニア州に隣接するメキシコ北西部バハカリフォルニア州のティフアナを最有力候補としている。