宇良が白星発進、立ち合い一気「前に出る相撲が取れて良かった」

 大相撲九州場所初日(11日、福岡国際センター)

 元幕内の人気業師、東三段目33枚目の宇良(26)=木瀬=が栄風(尾車)を押し出して白星発進した。持ち味の低い立ち合いから出足一気の完勝。「緊張しました。前に出る相撲が取れて良かった。初日なので何としても勝ちたいという気持ちでいた」と安どした。

 奇手・居反りの使い手、アクロバット力士として関学大から角界入り。速さと土俵際の粘りなどが光り、スピード出世した。

 昨年名古屋場所では最高位東前頭4枚目まで番付を上げたが翌秋場所2日目、右膝靱帯(じんたい)を断裂し3日目から途中休場。手術も行い6場所連続休場し東三段目91枚目まで番付を落とした。先場所復帰し6勝1敗の好成績を残した。

 部屋の稽古場は3面も土俵があり、稽古を十分に積めた。「あっち行ってこっち行って3面フルに使った。部屋には幕下の力士が多いのでたくさん(稽古が)取れたのが収穫になった」と自信を深め、今場所に臨んでいる。