熊本)マスターズ甲子園で多良木OBが勝利

 元高校球児が出身校別に同窓会チームを組んで青春時代の夢を追う「マスターズ甲子園2018」(全国高校野球OBクラブ連合主催、朝日新聞社共催)が10日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕し、来年3月に閉校する多良木高校OBチームが初出場した。開会式では約50人の野球部OB・OGが母校のユニホーム姿で入場行進し、選手宣誓の大役も果たした。

 選手宣誓をしたのは山村修児さん(61)、一臣さん(35)の親子。「多良木高校は閉校になっても高校野球の精神や地域への感謝の思いを次の100年につないでいきます」などと思いを語った。「行進しながら涙が出そうになった。感動して内容を飛ばしたら、息子も詰まってしまった」と父が苦笑すると、息子は「緊張したけど、2人で並んで行進して宣誓までさせてもらい、いい思い出になった」と感謝した。

 チームは開会式直後の開幕試合で日大東北OB(福島)と対戦し、12―6で勝利した。35歳以上に切り替わる四回以降に得点を重ねての逆転勝利。野球部監督を長く務めた斎藤健二郎さん(69)は「年寄りが頑張った」とベテラン選手をたたえた。(安藤嘉浩