絶滅恐れのサイイグアナふ化3匹成功 人工で国内初


ふ化したサイイグアナ(共同)
ふ化したサイイグアナ(共同)

静岡県河津町の動物園「iZoo(イズー)」は10日、絶滅の恐れがあるとされる爬虫(はちゅう)類「サイイグアナ」3匹が卵からふ化したと発表した。同園は、サイイグアナの人工ふ化に成功したのは国内初としている。

同園によると、卵は今年6月にチェコから来た雌が産んだ。8月22日に7個をふ卵器に入れたところ、今月10日朝に1匹が卵から頭を出しているのを確認。同日昼にかけて計3匹が卵から出た。いずれも順調で、残る4個も今後、ふ化する見込みという。

サイイグアナはハイチやドミニカ共和国などが原産で、国際自然保護連合(IUCN)が絶滅の危険性が高い種に指定している。頭にサイの角のようなコブがあるのが特徴で、成長すると体長130センチほどになる。

ふ化した3匹は11日から一般公開する。白輪剛史園長は「国際的に希少な生物の繁殖に成功したことをうれしく思う。今後もさらに技術を高めて絶滅の危機にひんする生物の個体数を安定させたい」と話している。(共同)