記者殺害の音声記録5カ国に提供 トルコ大統領

トルコのエルドアン大統領は10日、記者殺害時の音声記録をサウジ、米国、ドイツ、フランス、英国の5カ国に提供したと明らかにした=AP

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トルコのエルドアン大統領は10日、記者殺害時の音声記録をサウジ、米国、ドイツ、フランス、英国の5カ国に提供したと明らかにした=AP

【イスタンブール=佐野彰洋】サウジアラビアの著名記者がトルコで殺害された事件を巡り、トルコのエルドアン大統領は10日、殺害時の音声記録をサウジ、米国、ドイツ、フランス、英国の5カ国に提供したと明らかにした。ロイター通信などが報じた。エルドアン氏が音声記録の存在を公に認めたのは初めてとみられる。

エルドアン氏はサウジ政府に容疑者の引き渡しや遺体の行方を明らかにするよう求めており、音声記録の存在に言及することで、サウジ政府に揺さぶりを掛けている。11日の第1次世界大戦終結100年記念式典に出席するための訪仏に先立ち語った。

サウジ政府を批判してきた著名記者ジャマル・カショギ氏は10月2日、トルコの最大都市イスタンブールのサウジ総領事館で殺害された。音声記録の入手方法は不明だが、この内容を内外のメディアが相次いで報じたことなどから、サウジ政府は説明を二転三転させた末に計画的な殺害だったと認めた。