医学志すネーサン・チェンV2も「完成度を上げて」

グランブリファイナル男子フリーで演技をするチェン(撮影・菅敏)

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フィギュアスケート:GPファイナル>◇7日(日本時間8日)◇バンクーバー◇男子フリー

名門エール大に通い、医学の道を志す文武両道スケーター、ネーサン・チェン(19=米国)が、フリー189・43点、合計282・42点で2連覇を達成した。
ポーズを取りながら、なかなか音楽が鳴り始めない。思わず笑顔をもらしてのスタートだった。最初の4回転フリップは満点に近い4・40点の出来栄えで成功も続く4回転ルッツで転倒し、4回転トーループも着氷が乱れた。だが、後半は3つの連続技を決めるなど持ち直し、何とかまとめて首位の座を守りきった。「あちこちにミスがあり、いい演技ではなかった」と心からは喜べなかった。
4回転5種類を跳べる世界屈指のジャンパー。メダル候補だった2月の平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)ではSP17位から、フリーで6本の4回転に挑んで5位入賞と意地をみせた。続く3月の世界選手権でもフリーで6度の4回転に挑戦。初の世界王者となった。しかし、今季はプログラムの精度を求めて4回転の本数を制限。この日は今季初めてフリーに4本を組み込んだ。「ルッツは残念だった。前の試合からジャンプを新たに加えたり、磨いたりしていいものにしたかった。全米選手権、シーズン後半に向けて、完成度を上げていきたい」。連覇のかかる世界選手権に向け、さらに構成と精度を高めていくつもりだ。