来春にBRT社会実験 12のバス停設置

大阪ニュース

2018年12月8日

 大阪市と大阪メトロは7日、大阪メトロ今里筋線の未着工部分(今里−湯里六丁目)を含む区間で計画していたバス高速輸送システム(BRT)の社会実験を、来年4月1日から始めると発表した。今里−長居西二丁目、今里−あべの橋の2ルートに計12の停留所を設置。市街地活性化のため沿線の需要を喚起する試みで、利用者数や住民の満足度などを調査した上、導入から5年をめどに効果を検証する。


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 運行計画によると、基幹停留所となる地下鉄今里−地下鉄長居間を約37分、地下鉄今里−あべの橋間を約25分で結ぶ。運行時間帯は午前6時台から午後11時台までとし、平日の午前7時台から午後6時台は、本数を今里筋線のダイヤに合わせて両ルートとも20分間隔で走らせる。

 また、停留所の間隔は、原則として地下鉄の駅間に近い1キロで、「地下鉄今里」で大阪メトロ千日前線と今里筋線、「地下鉄長居」で御堂筋線と接続。バス停留所のない「神路公園」を転回のための経由地として新設した。

 基本運賃は全区間均一で大人210円、小児110円、地下鉄やバスとの乗り継ぎ割り引きも設ける。ダイヤは来年2月ごろに公表する予定。

 BRTの社会実験は、市営地下鉄の民営化の「基本方針案」に賛成する条件として、民営化に慎重姿勢だった市議会自民党が、市による大阪メトロの株式の100%保有や、今里筋線の延伸基金創設などと共に求めてきた経緯があり、市が履行した形。

 有識者でつくる「市鉄道ネットワーク審議会」は2014年、地下鉄延伸による事業化の可能性を「極めて厳しい試算結果」と答申している。

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