白井が4年連続5回目の優勝 体操・豊田国際競技会

男子床運動で優勝した白井の演技=スカイホール豊田で2018年12月8日、大西岳彦撮影


 種目別で競う体操の豊田国際競技会が8日、愛知県の豊田市総合体育館で開幕し、男子の床運動では、白井健三(日体大)が15.300点で4年連続5回目の優勝を果たした。あん馬は、長谷川智将(徳洲会体操ク)が15.175点で初優勝。 大会は9日まで行われる。内村航平(リンガーハット)はけがの影響で出場していない。世界選手権で日本女子初の個人総合銀メダルに輝いた村上茉愛(日体大)も教育実習のため欠場した。


 今季最後の大会での床運動は、11月の個人総合スーパーファイナルから取り入れた新構成で臨んだ。中国製の器具に苦しんだ10~11月の世界選手権で封印したH難度の「シライ3(後方伸身2回宙返り3回ひねり)」を復活させ、3連続のひねり技も組み込んだ。他を寄せつけない演技で会場を沸かせ、最後に笑顔で両手を振ってみせた。


 自身の今季の成績を振り返り、4月の全日本選手権個人総合、世界選手権種目別床運動など「2位がすごく多かった」。ただ、「悔しい試合は一つもない。翌日には具体的な次へのテーマが決まっていて、次に向かう弾みのつく1年だった」と前向きにとらえられた。そして、この日の演技構成も、世界選手権の床運動で3連覇を逃した直後から新しい構成を考え始め、同級生の助言をヒントに生まれたものだった。


 最近、小技や着地の姿勢など細かな部分の質も追求している白井は言った。「一つ一つに神経をとがらせた練習をやっていきたい」【円谷美晶】