砂沼サンビーチ廃止 下妻市長表明 跡地利用、県と協議へ

廃止が決まった砂沼サンビーチ=下妻市で

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 老朽化や利用者離れが深刻化していた下妻市の市営屋外プール「砂沼サンビーチ」を巡り、菊池博市長は七日、廃止を表明した。跡地について、市は年間を通じ利用可能なレジャー施設などを視野に、土地を所有する県と協議する方針だ。

 サンビーチは、県開発公社が砂沼広域公園内に開業して四十年で、七百万人近い来場者が訪れるなど県西屈指のレジャースポットとして親しまれてきた。廃止が決まり、今夏が最後の営業となった。

 二〇〇九年に市へ無償譲渡され、近年は修繕費が膨らむ一方で収入が減少し、赤字が続いていた。来夏の営業には一億円の修繕費が見込まれる上、長期存続を見据えた大規模改修には二十億円近い費用が必要とされている。

 三月の市長選で「一年内に結論を出す」と訴えて初当選した菊池市長は六月、市幹部でつくる検討委員会を設置。検討委から「廃止が妥当」との報告を受け、この日、市議会の全員協議会で決断を伝えたという。

 菊池市長は、多くの市議の賛同を得られたとの認識を示し「サンビーチは市の顔で財産だったが、どこかで判断しないといけない。市民も分かってくれると思う」と語った。

 無償譲渡時の取り決めで、解体費は県開発公社が負担する。 (越田普之)