社長不明で産廃処分場を捜索 京都府警、監禁致死容疑

 京都市内で消費者金融会社などを経営していた男性(75)が平成25年3月から行方不明になっている事件で、京都府警が今月初め、男性に対する逮捕監禁致死容疑で長野県内の産業廃棄物処分場を家宅捜索したことが7日、捜査関係者への取材で分かった。府警は指定暴力団任侠山口組の幹部ら数人が事件に関与した疑いがあるとみており、この処分場の業者と同幹部らとの交友関係を含め、慎重に捜査を進めている。

 行方不明になっているのは、京都市右京区で消費者金融会社「鳳(おおとり)」や市内を中心に賃貸マンションを展開する不動産会社「鳳産業」などを営む松本貞雄さん。

 松本さんは25年3月27日午前7時ごろ、運転してきた乗用車を会社の駐車場に止めた直後から行方が分からなくなった。同7時15分ごろには携帯電話がつながらなくなり、同日、家族らが京都府警右京署に捜索願を出した。

 捜査関係者によると、府警は今月初旬、逮捕監禁致死の疑いで、数日間にわたり長野市の産廃処理業者が所有する長野県内の処分場で土砂を掘り起こした。

 鳳は大阪市内にあった任侠山口組幹部の事務所の土地建物に数千万円の抵当権を設定していたが、23年5月に抹消。関係者によると、抹消手続きに伴う貸金の返済をめぐってトラブルになっていたという。府警は29年11月、松本さんに対する逮捕監禁容疑でこの暴力団事務所や神戸市の幹部宅などを捜索していた。