【フェブラリーS・東西記者徹底討論】6連勝中インティか一段階レベル上がったゴールドドリームか

白星街道爆走中のインティ

【フェブラリーS(日曜=17日、東京ダート1600メートル)東西記者徹底討論】2019年のJRA・GI第1弾となるフェブラリーSの予想合戦は、「独創」荒井VS「分析官」岡崎の2度目の顔合わせ。前回の京成杯の際には、初登場の割に自己主張の強い岡崎に対して荒井が業を煮やし、遺恨(?)が残った2人だが…。果たして冷静に勝ち馬を導き出せるのか?

 荒井敏彦(東京スポーツ):ついこの間、年が明けたと思ったら、もう最初のGIかよ…。月日がたつのは早いねえ。

 岡崎翔(大阪スポーツ):年齢を重ねるほど、時間の経過が早く感じるって言いますからね。

 荒井:何か引っかかる言い方だな。オレが古株だって言いたいのか?

 岡崎:いやいや、予想合戦担当1年目のボクが大先輩にそんなこと言うわけないでしょ。被害妄想ですって。

 荒井:オマエだって入社こそ去年だけど、年齢的には結構なオッサンだろ。

 岡崎:ムッ(先輩よりはフレッシュだと思うけど…)。

 荒井:何か言ったか? そろそろ本題に入るぞ。今年のフェブラリーSは(藤田)菜七子のGI初騎乗もあって大いに話題になってるな。

 岡崎:そうですね。でも、それを抜きにしても面白いレースになりそうですよ。過去3年の勝ち馬がみんな出てきますし、楽しみな上がり馬もいます。

 荒井:この中に去年の最優秀ダート馬ルヴァンスレーヴの名前があれば、頂上決戦にふさわしいメンバーなんだけど。

 岡崎:確かに王者不在はちょっと残念ですけど、十分豪華ですよ。で、先輩の本命は?

 荒井:◎インティでいくぞ。2戦目から6連勝の快進撃。重賞初挑戦の東海Sもあっさり逃げ切りだからな。一戦ごとにグングンと強くなっている。

 岡崎:スピードで圧倒するスタイルは、芝、ダートの違いこそありますが、あのサイレンススズカをほうふつさせますよね。

 荒井:そうそう。よく分かってるじゃないか。オマエも当然、本命だろ?

 岡崎 いや、▲です。確かに強い馬ですけど、今回は初の1600メートル。前走とたった200メートルの違いですが、ペースは速くなるでしょうし、GIともなれば、なおさら先行争いも激化するはずです。自分のペースで運べなかったときにどうなるか…。まだ不安もあります。

 荒井:そうか? 向正面が長いから自分のリズムをつくりやすいと思うけどな。圧倒的なスピードがあるんだから、マイルはむしろピッタリだろ。今回は堅軸だって。

 岡崎:うーん、そんなに甘くない気はしますけどね。

 荒井:どうも歯切れが悪いな。そういうオマエの狙いは?

 岡崎:2年前の覇者ゴールドドリーム◎です。去年はかしわ記念、帝王賞を連勝。以前は苦手としていた地方の深い砂や距離も克服して、一段階レベルを上げてます。

 荒井:ゴールドドリームはオレも対抗評価だ。去年は2着とはいえ、出し抜けを食らったような格好だったし、内容は勝ったノンコノユメより上だったよな。

 岡崎:ええ。前走の東京大賞典はオメガパフュームに敗れましたが、克服したといっても、やはり地方の砂や2000メートルはベストとは言えない条件。中央場所の1600メートルに戻れば逆転可能でしょう。

 荒井:うん、そこに異論はない。インティを捕まえられるかどうかはまた別の話だけどな。

 岡崎:1週前追い切りはウッドですごい動きをしてました。陣営のここに懸ける思いは強いですよ。

 荒井:相変わらず主張を曲げないヤツだなあ。じゃあオマエの対抗は?

 岡崎:先ほども名前が挙がったオメガパフュームです。3歳暮れに歴戦の古馬を破ったことは相応に評価すべきですよ。

 荒井:オレは△までだ。最近はずっと中距離路線で走ってる馬だからな。久々のマイルへの対応がどうか。

 岡崎:父はスプリンターのスウェプトオーヴァーボード。潜在的なスピードは持ってますよ。では、先輩の▲は?

 荒井:サンライズノヴァだ。根岸S(8着)では期待を裏切ったけど、気合不足に映ったし、流れも向かなかった。今回は人気も落ちるだろうし、思い切った競馬をすれば怖いと思うぞ。

 岡崎:あれ? そういえば話題の菜七子ちゃんが騎乗するコパノキッキングの名前がまだ挙がってませんね。

 荒井:オレはバッサリ切る。根岸Sは我慢を利かせてスピードを持続させた鞍上マーフィーの神騎乗。本質的にマイルは長いだろ。

 岡崎:実はボクも同意見です。1400メートルがギリギリですよね。

 荒井:まあ、菜七子の晴れ舞台だからな。馬券は抜きにして応援してやろうぜ。