ベンツの新型スポーツ車、家族利用意識し初の4ドア

メルセデス・ベンツ日本(東京・品川)は14日、高性能スポーツ車「AMG」で家族の利用を意識した新車種「GT 4ドアクーペ」の予約受け付けを始めたと発表した。部品などを見直し、後部座席に長時間座っても快適でいられるようにした。停止状態から3.2秒で時速100キロメートルに達する加速性能も特徴だ。



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「メルセデスAMG GT 4ドアクーペ」を披露するメルセデス・ベンツ日本の上野金太郎社長(右)(東京都世田谷区の発表会)

AMGは走りを重視したシリーズ。「GT 4ドアクーペ」は4種類を用意し、5月から納車する。乗車定員は5人で、乗り降りしやすいようにAMGで初の4ドアタイプを取り入れた。荷物スペースも460リットル前後と、家族での遠出に困らないように気を配った。

スポーツ車は大人数での利用を想定しておらず、後部座席の長時間利用には向かないとされる。「GT 4ドアクーペ」は座席やサスペンションなどを見直し、スポーツ車と普段使いの両方に配慮した。スピードに特化したタイプなど、複数の運転モードに切り替える機能もある。

上位モデルの「GT63S」はV型8気筒エンジンを搭載し、運転モードは6段階用意した。最高出力は639馬力で最高速度は時速315キロメートル。希望小売価格は2353万円で、特別仕様車の場合は2477万円。

内装などが異なるモデル「GT43」と「GT53」は直列6気筒エンジンを採用し、運転モードは5段階で上位モデルより少ない。「GT43」の最高出力は367馬力で「GT53」は435馬力。

都内で開いた発表会で上野金太郎社長は「パフォーマンスやデザインと4ドアの利便性を併せ持ち、顧客層をさらに広げることが期待できる」と力を込めた。

(高橋徹、佐伯太朗)