阪神D1・近本、爆走アピールだ!14日19年初対外試合「9番・中堅」スタメン

 阪神春季キャンプ(13日、沖縄・宜野座)阪神のドラフト1位・近本光司外野手(24)=大阪ガス=が14日の楽天との練習試合(宜野座)で初対外試合デビューすることが13日、決まった。「9番・中堅」でスタメン出場する予定。母校、社高の2年後輩の楽天のドラフト1位・辰己涼介外野手(22)=立命大=との対面も力に変え、ノーサインの中で“足攻”を決める。

 ついに出陣のときがきた。しかも、スタメン出場のチャンスももらった。近本が自慢のスピードをいかんなく発揮し、激しい外野の定位置を狙うサバイバルから一歩抜け出る見せ場を作る。14日の楽天戦に、「9番・中堅」で打って出る。

 「前の実戦からすると盗塁は自分のやりたいことができたと思うので、盗塁に関してはいい入りができるんじゃないかとは思います」

 初の対外試合を前に、50メートル5秒8を誇る自慢の武器への自信はさらに増していた。7日と11日の紅白戦ではいずれも1安打ずつ快音を響かせた。直近の11日は藤浪の151キロを左前に弾き返すと、次打者の初球で二盗もマーク。その勢いのままにダイヤモンドの上を暴れまわれる“条件”も整った。

 矢野監督は「采配は何もしないよ。勝手にみんなでやってくれたら」とノーサインの方針を明かし、「今まで通り3ボールからでもどんどん打ちにいけばいいし。今の時期はどんどん打っていきながら自己アピールしてくれたりとか、走塁でもどんどん次の塁を狙いにいきながらアピールしてくれたらいい時期なんで。思い切り個人を、個々を」と猛烈なアピール合戦をあおった。

 後輩にも負けてはいられない。楽天のD1位・辰己は母校社高の2年後輩。同じ外野手で、昨年10月のドラフト会議では「外れ1位」で阪神も指名したが、抽選で交渉権を逃していた。辰己もスタメンで出場予定で、いきなりの直接対決。「僕がみていたときよりもいい選手になっていると思うので、僕も頑張っていきたい」と気合を入れ直した。

 前日のゲームノック(実戦を想定してのシートノック)後には特守で赤星流の足を使った送球技術を磨くなど、一歩ずつ成長中。「(大切にしているのは)結果が出ても出なくても、しっかり自分がしたいことができているかどうか」と静かに闘志を込めた。虎将がみたい、失敗を恐れずに攻めて攻めて攻めまくる姿をグラウンドの上で体現する。